当店「弥助そばや」は、日本三大盆踊りのひとつ「西馬音内盆踊り」の地にございます。秋田県内陸南部に位置する羽後町西馬音内は、昔ながらの風情ある静かな町並みと、豊かな自然と澄んだ水や空気に恵まれた場所です。
初代から約200年受け継いで参りました「冷がけそば」は、細いのにコシがあって歯切れよく、蕎麦がふわりと甘く香ります。
大坂・砂場系の配合で国産のそば粉にこだわり、つなぎに北海道産の布海苔を使用した代々秘伝の製法が、当店「弥助そばや」の特徴でございます。
二八の配合で手打ちの包丁切り、つゆは昆布と鰹節を使用。
天麩羅は、地元農家で採れたばかりの食材にこだわり、揚げたてをお出ししております。
江戸時代から変わらない大坂・砂場系統。
蕎麦粉の純度のいい、あか抜けた蕎麦を、是非ご堪能ください。
初代・弥助が、大坂・砂場の地で修業し、故郷である秋田・西馬音内に持ち帰った蕎麦の製法は、代々秘伝の味として守り継がれて参りました。初代・弥助は当時、江戸時代に日本海航路で物流を担っていた北前船に乗り、大坂で修行してきたと伝えられています。
また、当店の特徴でもある布海苔は、新潟・小谷のへぎそばにルーツがあり、北前船での旅の途中で出合い持ち帰ったものと云われております。
文化は宝。伝統を絶やすことなく、守り続ける。
その想いで、初代・弥助が持ち帰った蕎麦の味を守り続けて参ります。